気持ちを伝えるためには

「普段、着慣れていない服を着て、言葉遣いも丁寧に。それでいて明るく元気な自分をアピールしなければならない。」面接試験は誰もが緊張しますし、試験の前は不安な気持ちになるものです。だからといって避けて通れるものでもありませんから、前もって十分な準備と、ルールとマナーについて把握しておく必要があります。

このことはどの企業の面接試験でも共通したことで、もちろんIT関連の企業についても同じです。まずは、相手の目を見て話すことを心がけましょう。
しっかりとした内容の話をしていても、うつむいてぼそぼそと話をしていては、相手に本当の気持ちを伝えることはできません。
面接官の目をしっかりと見て、自信を持って話をすれば、「この会社で働きたい」という積極さをアピールすることができます。
「目は口ほどにものをいう」といわれているくらい表情を左右します。

次に、積極さをアピールすることは大切ですが、面接官の質問に対し、長々と自説を述べるのは好ましくありません。
自分では回答しているつもりでも、話をしているうちにポイントがずれてしまったり、全く関係のない話になってしまうことがあります。質問されたことは簡潔に、しっかりとした声で答えることが大切です。
そもそも、緊張状態にあると、普段よりも声が小さくなっていることが多いものです。面接官のからの印象が良い人というのは何も格好良くてスマートな人とは限りません。

毎年多くの若者を見ている面接官にとって、多少のたどたどしさはそれほど問題にはなりません。むしろ、一生懸命に質問に答えようとする態度や、まじめに感が様ツする姿勢を見ているのです。自分をアピールするために、これまでどんな実績があるかを売り込もうとする人がいますが、それは履歴書の中に書かれてあることを読めばわかることです。

これまでの実績よりも、これからの可能性について面接官は見極めようとしているのですから、いかにやる気を示すことができるかのほうが重要なのです。
また、よくわからないことに対して知っているふりをするのは一生懸命に答えていることにはなりません。すべてのことを知っている人などこの世に存在しないのですから、わからないことは素直にわかりませんと答えるほうが、結果的にプラスになります。

新卒ではじめてIT業界に携わる人も、一定のスキルを経て独立エンジニアを目指す人にも、どちらにも言えることがあります。それは、やりがいと充実感を得れる仕事をスタートさせるために、自分自身を売り込むポイントはしっかり明確にもっておくことです。

アピールの仕方によって、可能性の広がり方は変化していくのだと思います。